用語集
このページでは職人さん達による専門用語の丁寧な解説を紹介しています。
工事の説明の時に聞く『外構』や『ハツル』ってなんだろう?
そんな疑問にお答えします。
気になる専門用語やわからない単語はクリックすると説明が表示されます。
株式会社ゼロスタイルでは一から丁寧に専門用語を教えています。
ア-ムロール(造り)
トラックの荷台部分(コンテナ)部分が脱着することができるアームを備えている装置を「ア-ムロール(造り)<」と言います。運転席のリモコン操作によって操縦可能で、そこからコンテナを脱着する事が可能となっています。主に三菱FUSO、ISUZU,HINOなどのトラックに付いていることが多いです。
RC(アールシー)
鉄筋コンクリートのこと。英語は「Reinforced Concrete」の表記です。RC工法は鉄筋コンクリート造を意味します。解体する際には大型の重機などを使った大規模な解体工事になる場合があります。弊社でも対応可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
RC40-0(アールシー)
正式名称:Recycle Crushed stoneeのになります。語尾につく「40-0」とは、アスファルトコンクリート、セメントコンクリート、レンガ等を粉砕機で「0-40mm」のサイズに砕いていることから「RC40-0」と呼びます。使用用途はコンクリート用骨材、建築資材としての資材になります。コンクリートを粉砕したリサイクル品のため天然砕石と比べ安くなります。
アイドルタイム
直訳すると働いていない時間のことを言いますで。実際は人の動きを表す場合や作業など仕事全体を表す場合もあります。ちなみに「全休日」は1日休みのことを指します。
空き家対策措置法
平成26年に施行された法律のこと。現在建物が建っている場合に最大で6倍近い減税の恩恵があったものが今後無くなる場合があります。放置され管理の届いていない危険な空き家は「小規模住宅用地」ではなくなります。行政からの指導もあり、罰金が課せられる場合もあります。管理できない場合や老朽化が激しい場合はぜひ一度弊社にご相談ください。
アクセントクロス
内装に使われるクロス(壁紙)のこと。一部の色や柄を変えるときに使用されます。解体の時にはこれらのクロスを丁寧に剥がした上で壁を解体していきます。
アスベスト
アタッチメント
ユンボやショベルカーにつける先端の器具の総称。取り外し・交換可能で先端の種類は「グラップル(フォーク)」、「ブレーカ(ハンマー)」、「大割(クラッシャー)」、「小割(パクラー)」、「スケルトンバケット(ふるいバケット)」、「オーガ」などがあり施工場所や場面によってそれぞれ取り替えて作業していくことになります。取り替える際には数回に1回程度はグリスを指すことで摩擦が減り長持ちすることが多いです。
あいみつ
相見積もりのこと。2社以上から見積もりを取ることから「あいみつ」と呼ばれる。建築だけでなく、ビジネスではよく使われています。
生かし取り
解体工事する際に再利用できるものを傷つけずにそのままの状態で取り外す事を「生かし取り(いかしとり)」と言います。
通常の解体作業と異なり、傷つけずに丁寧に取りはずため、高い技術力と忍耐力が必要になります。キッチン、トイレなど使用回数が少なくキレイなものは「生かし取り」する場合があります。
犬走り
日本建築技法の伝統的な手法のひとつである「犬走り」。これは建築物の隣などにある小さいスペースのことを指します。由来は「犬が通れるくらいの細い道」からきています。日本は高温多湿で雨季(梅雨)があり昔から雨水の処理に困っていました。そこで屋根から落ちる水滴の泥跳ねなどを防ぐために作られたのが「犬走り」の始まりです。サイズは一般的には40~60㎝と言われていますが特に法律などでは決められてません。コンクリートなど敷いて家に泥跳ねが起きなければ問題ありません。弊社でもよく解体する際に出くわす日本住宅の定番の1つです。
インターロッキング
「噛み合わせる」と言う意味の専門用語でコンクリートを組み合わせて道路を舗装する方法のことを指します。水はけがよく、色素材も豊富なため、地面の舗装によく使われます。特に公園や駅前広場に採用されていることが多く一度は見たことある人も多いのではないでしょうか。最近は湾岸エリアなど高層タワーマンマンションエリアの舗装にも採用されています。
エアーコンプレッサー(エアーマン)
空気を圧縮し高圧力で吐出すること機械の総称です。建築や解体現場では主に石膏ボードなどを壁に打ち付ける際に使用します。高い圧力をかけて釘を排出することで短時間で正確に釘を打つことができます。
H形鋼(エイチがたこう)
建築物の基礎杭の形がH型になっているものを「H形鋼(エイチがたこう)」と呼びます。特徴としては他の鋼材と比べ断面効率が優れているため、建築物の基礎杭用として多様されています。鋼材は主にI形鋼・T形鋼・山形鋼・平鋼・溝形鋼・Z形鋼などがあり用途や条件などで使い分けられています。これも基礎工事や解体工事ではよく目にする基礎の1つになります。
H鋼スラブ造(エイチコウ・スラブ造)
上記の項目のH鋼を使って作られた鉄筋コンクリートで作られた建物の床板のことを「H鋼スラブ造」といいます。
スラブ (slab)英語で「床」を意味します。主に宅盤が路面から上がっている等、垂直に擁壁が作られていない場合、採用される傾向にあります。
ALC(エーエルシー)
正式名称「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」で、日本語訳では「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」となります。耐火性、防火性、強度性の全てに優れ、外壁材を中心に間仕切壁、床下、屋根裏などにも多数使用されていいます。有名なのは旭化成建材とへーベル社と技術提携したALCパネルで多くの住宅で採用されています。その反面解体するのにはとても苦労する素材で木造住宅の解体よりも費用は高くなる傾向にあります。
越境
境界線を越えること、もしくはその様な状態を指します。自宅を建てる際に隣地との境目に境界標(杭)を打つのですが越境とは、この境界を越えている状態を指します。代表的なものに建物の屋根、ブロック塀、木等などがあります。場合によっては地中にある水道管やガス管なども越境しているケースもあります。
FRP(エフアールピー)
正式名称「Fiber Reinforced Plastics」といい、日本語で「繊維強化プラスチック」のことを言います。作り方としてはガラス繊維等をプラスチックの中に入れて強度を増したて作る複合材料になります。耐食性(耐水性)に特に優れ、加工しやすい等の特徴があります。建設材料では主に浄化槽や配管パイプ等に使われまるケースが多くあります。色は灰色が一般的です。
縁切り
つながっている縁を切ることを主に「縁切り」と言います。実際の現場ではコンクリートの縁切りや縁切り解体、物質同志を分けることを総じて「縁切り」と呼びます。解体工事においては、2世帯住宅などつながっている建屋の片側を解体する工事も「縁切り」と呼びます。
エンジンカッター
コンクリートや鉄を切る為に使う大型のカッター工具です。コンクリートなどは強度が固く普通の工具では切断できないため、エンジンカッターなどを使用して切断します。高速回転のカッターで切断するので切断面はとてもきれいに仕上がります 。
大割(おおわり)
クレーンなどの重機のアタッチメント(先端の交換部品)の一種です。鋏の先端部のような機能をしており主に大きなものを挟んで壊す為に用いられます。
オープンタイム
ノリやボンドなどを塗布した後に適度な状態になるまで寝かせることを「オープンタイム」といいます。
カーポート
車を夏の日差しや雨・雪・雹などから守る壁の無い屋根のみの車庫のことをいいます。主に戸建ての庭部分に設置されています。カーポートを設けることで車を様々な環境から守ることができる為愛車家の人たちには必須のアイテムとなっています。
外構(がいこう)
建物の外にある構造物全体を指します。主に門(柱)、車庫、カーポート、土間、アプローチ(玄関までの道)、塀(へい)、鉄柵、垣根、さらに庭木、物置なども含みます。外構工事とはこれらの構造物を解体・除去することを指します。塀などの解体は一部補助金が出る自治体もありますので工事前にご確認ください。
解体工事補助金
国や各自治体が定めた条件のもと解体にかかる費用を補助する仕組み。ゼロスタイル独自の解体補助金一覧を作成したので興味のある方は是非ご覧ください。
鴨居
鴨居とは木造家屋に見られる木材の名称の1つです。和室の襖や障子などの建具を立て込む際に引き戸状開口部の上(部)枠に取り付けらる横木の事です。建具を滑らせるために下に溝を彫ります。反対に引き戸状開口下部に取り付ける物を敷居(敷居)と呼び対となっています。リフォームなどでは間取りを変更する際などに解体することが多いです。
掛矢(かけや)
解体に使用する大型の木製ハンマーのことを「掛矢」といいます。主な使用用途は木材で出来た屋根などの板を外す際に使用します。枝の部分が細く、ハンマー部分が大きい為バランスよく使わないとぶれやすいのが特徴です。耐久性に優れ長期間にわたって使用できる解体工具の1つになります。
瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)
「瑕疵」とは、特定の売買契約においてその目的物に何らかの欠陥・不具合がある場合を指します。その品質や性能が損なわれている場合売主側が責任を負う場合があります。解体工事では定められた工事範囲外の工事を行ったり、近隣住民宅への損害が起きた場合などに該当する契約になります。一般的な売買契約等であれば大抵入っている項目になります。
仮設工事(かせつこうじ)
建築工事期間中に一時的に施設や設備の施工を行う工事のこと全般を指します。仮説トイレを設置したり、養生シートをしっいたり、防音シートで覆うことも仮設工事と言います。
壁紙(かべがみ)
文字通り壁際に貼る紙のこと。リフォームする際に剥がすのが一苦労します。解体の場合はそのまま壁材ごと除去することが多いです。
ガラ(袋)
解体で出た土、廃材、産業廃棄物などを入れる丈夫な袋のこと。素材はポリプロピレン(PP)が主流です。ポリプロピレンは安価な割りに引っ張る力や摩擦、衝撃にとても強く、解体で出た硬く尖った資材や廃材を入れても丈夫で破れにくいのが特徴です。大きさは600×900mmが主流。小さめサイズ(480×620mm)サイズもありますが大きい方が何かと便利です。
基礎(きそ)
地盤を固定する土台やビルや住宅といった建造物の最下部に作られる土台部分の総称。布基礎が主流でしたが、近年ではベタ基礎が主流です。ベタ基礎は、コンクリートの使用量がとても多く、解体時の廃材も大量でます。布基礎よりも解体費用が割高となる傾向になります。
客土
ある土地に対して何かしらの目的をもって他所から土を搬入することを言います。土壌改善、強化など様々な理由がありますが基本的にはより良くするために行われる工事になります。
客間(きゃくま)
古い戸建てによく見られる部屋の1つ。その名の通り来客を先に通し応接するため部屋になります。昔は戸建ての平家や客間や居間を分けるほど大きい家が多かったのですが人口増加・都市部への集中などから現在では客間を新築で見ることはほとんどありません。解体する時に客間があるご自宅を見ると「豪華な作り」だと思うことがあります。
境界標
隣地との間に境界の目印として地面に埋め込まんで設置している杭の総称になります。杭の種類は「コンクリート杭」からはじまり「石杭」、「木杭」金属製の杭などもあります。形に制限はないのですが一旦埋め込まれた境界票は勝手に動かすことが法律によって禁止されています。弊社でも細心の注意を払って移動させることがないように工事させていただいております。
切土(きりど)
傾斜地の土地を平坦にするために、地面を削りとって地盤面を低くすることをいいます。逆が盛土。
近隣挨拶・近隣住民挨拶
弊社では解体工事をする前、最中、後に近隣住民のみなさまへのご挨拶を行わせていただきます。解体工事作業中は、重機やトラックの往来も多く、近隣のみなさまにご迷惑をお掛けする事もあります。工事最中のクレームに関しては弊社担当の営業が対処致します。
躯体解体(くたいかいたい)
内装や外装、設備機器等を除いた、建物を支える骨組み部分を「躯体」と呼びます。躯体解体はそれらの解体工事にまつわる総称となります。
掘削(くっさく)
グラインダー
「グラインド(grind)」=「研削する、(刃物などを)研ぐ」ための工具です。平たくいうとコンクリートや鉄筋などを切断する際に使われます。ハンディングタイプの小型のものから卓上に設置して大型のものを切断するものまであります。近年DIYなどが人気で使われることの多い工具ですが危険も多いので扱う際は細心の注意を払った上で周りに人がいない環境でお使いいただければと思います。
グラスパー
ショベルカーなどに使う重機のアタッチメントのことです。物を掴み旋回する事ができて、あらゆる角度から作業が出来る優れもの。解体現場では家屋の解体や廃材の積み込みで大活躍します。
クラッシャー
別名:大割ともいいます。重機のアタッチメントの名前で
別名大割りとも呼ばれ、挟む力でコンクリートなど硬い物を粉砕する重機のアタッチメントです。
SRC造やRC造など鉄筋の入った建物を解体する時に活躍し、コンクリートや岩石などの固体を破砕・粉砕する目的で使用されます。
グラップル
ユンボやショベルカーなどの重機のアタッチメントの名称になります。別名:フォークとも呼ばれ、先端の形状がハサミの様な形をしいるのが特徴です。使い方は主に解体した端材を挟み込みトラックに積み込むのがメインとなります。解体現場では作業が進むごとに多くの端材が出ます。それらをトラックに効率的に積み込むことが出来る「グラップル」は工事現場では欠かすことの出来ない重要アタッチメントになります。
GL(グランドレベル)
英語表記は「Grand level」。建設用語で略して「GL」と呼ばれることが多いです。地面をグランド、高さをレベルで組み合わせて「Grand level(グランドレベル)」です。
グリーンベルト
グリーンベルトとは歩道が整備されていない道路を「車が通行できるエリア」と「歩行者が通行できるエリア」に分けてドライバーが視覚的に明確にして理解できるように道路の色を緑色(歩行者)に塗装した道路のことを指します。交通事故を防止する目的として設置されているため視認性の良い緑色が採用されたためそのように呼ばれています。
クッションフロア
床に貼るフロアシートのこと。その名の通り「クッション性」に優れています。柄や色の種類も豊富でリフォームする際には部屋の印象を左右する大事な場所になります。
クレーン付きアームロール
主にクレーン車の荷台を脱着できる装置をシャシーに備えているトラックのことです。アームの先端部分にフックが付いており、コンテナの積み降ろしが可能となっています。コンテナの積み下ろしをこの1台で出来るため、クレーンやリフトを必要としません。その為作業効率が大幅にアップします。
化粧板(けしょうばん)
合板の表面を化粧紙や塗装などで覆った資材のことを指します。内装や家具の製作などに使われる木材で別名:化粧合板とも呼ばれます。
建築業の許可
建築基準法により建設工事の完成を請け負うにその工事の内容が公共工事であるか民間工事であるかを問わず、建設業法第3条に基づき建設業の許可を受けないと決められています。
間知石(けんちいし)
石積みに使用される四角錐形の石材のことを言います。底面部分(四角)が表に出る様に積んで、石垣、護岸、擁壁等などを作ります。古くから用いられている手法の1つで住宅地などでもよく見かけます。積み方は「布積」、「乱積」があります。解体する際は40cmほどの厚みもある石材なのでブレーカーを使って解体していきます。
小上がり
部屋の内部に作られる高さのあるスペースのことをいいます。主に畳などで作られることが多く2000年代のマンションで多く見かける作りです。他にも飲食店などでよく見られます。フロアーより一段高い場所に設けられている座敷の事も「小上がり」と言います。
コア抜き
「建物の構造躯体(壁、床、梁、柱)に穴を開ける作業のことを「コア抜き」と呼びます。配線を通したり、耐震診断テストなどに使われます。
交通誘導員
建設現場や解体現場などで交通整理をする人のことを「交通誘導員」と呼びます。警備の仕事は「警備業法」により特定の業務にあたる際には資格を持っていないと就けないです。交通誘導員のその1つです。主な資格に「交通誘導警備業務検定2級」などがあります。
小運搬
解体現場で重機が入らない場合手作業にて廃材を運び出すことがあります。それを「小運搬」と言います。実際の解体現場ではトラックが入れない場所もたくさんあり、人力で端材などをトラックまで運びます。
コロニアル
屋根材の1種です。暑さ5ミリほどの薄い板で、軽量なため住宅への負担が少ない屋根材です。最もポピュラーな屋根材の1つで波板などよりも優れているため多くのご自宅で使用されています。
コンクリート製平板(タイル)
コンクリート製の形成板でのことを「コンクリート製平井板」と呼びます。使用用途は主にアプローチ(入り口から玄関までの道のり)やインターロッキング等に敷くなどに用いられます。色、大きさ共に種類は豊富なので凝っているご自宅ではコンクリート製平板を使って柄を作っていたりします。
コンバインドローラー
鉄輪で出来たロードローラーのことをいいます。土壌やコンクリートを押し固める(通称:転圧)などの作業に使われる専門の重機になります。
コンパネ
コンクリートパネルの略称。型枠として屋外で使用されるものなのになります。耐水性に優れている反面、見た目は決してキレイではないです。似たようなものに「ベニヤ」、「合板」などがあります。違いは厚みです。コンパネは型枠として強度が求められるので5層ほど板が重ねられています。
コンガラ
コンがらとは解体時などに出てるコンクリートの破片や固まりなどの総称。通称「コンクリートがら」を略した言葉になります。解体で出たコンガラは分別したのちに適切に処理させていただきます。似たような言葉に他に『アスがら』もあります。どちらも意外と処理するのが大変です。
サイディング
建物の外壁に使用する外壁材の一種を指します。素材はコンクリートや金属製のものが一般的で最近建てられた家やビルに多く使われています。
更地(さらち)
建物を解体したまっさらな土地のこと。不動産業界では売買する際には更地の方が流動性が高く好まれやすいとされています。近年では古家付き土地も人気が高いですが耐用年数を大きく超えているものも多く耐震性等に不安がある物件もあります。実家などの処分に困った際には実家が耐用年数を大幅に超えていたり、傾いていたり、雨漏れ等の問題が多く見つかった場合には家屋については解体して更地にすることも検討してみる必要もあります。
産業廃棄物委託契約書
法律の定めにより産業廃棄物の処理を他人に委託する際には、処理を行う業者と事前に産業廃棄物に関する処理委託契約を結ぶ必要があります。弊社でも契約の際には必ずお願いしています。この契約により弊社が責任を持って解体で出て産業廃棄物を処理させていただきます。
サンダー(電動)
木材や金属の研磨や塗装はがしに使う電動工具のこと。形はディスクグラインダーにも少し似ているのですがディスクグラインダーが切断する工具なのに対してこちらの工具は表面を削るだけの工具になります。
残置ゴミ
解体する前に建物の中に残っている廃棄物のことを総じて「残置ゴミ」といいます。 築年数が古くあまり管理されていない建物や持ち主が処分に困って任せるケースでよく見られます。弊社では残置ゴミも責任を持って処分させていただきます。
CB(シービー)
コンクリートブロックの略称です。コンクリートブロックの名称が長いので省略して「CB(シービー)」と呼ばれることが多いです。
地鎮祭(じちんさい)
地鎮祭とは新しくその土地に建物を建築するにあたって、その土地に住む神様に報告すること儀式のことです。「安全・安心に暮らしていけるよう」関係者一同が集いお願いをします。近隣の神社に依頼すれば取り行ってくれます。古くは日本書紀にも記されている伝統的な風習になります。家を新築する際は是非お忘れずに執り行なってください。
地盤改良杭
「地盤改良杭」とは「地盤補強工事」のひとつとして施工される工事のことをいいます。「地盤改良杭」を打ち込む場合は基本的に建物の基礎と杭を繋ぐことはないです。地盤改良杭を打ち込むことで軟弱地盤に施工した建物が載る「沈み込まない」を防ぐことができます。
地盤面
建築物が周囲の敷地と接する位置の平均の高さにおける水平面のことをいいます。傾斜地に建てられた建築物の場合は高低差が3m以内の場合においては、その平均の高さを地盤面とする。
借地代
借りている土地に支払う代金のこと。借地料の相場は、借地上の建物用途が住宅なら土地価格の2~3%程度、店舗なら土地価格の4~5%程度とされています。一見建物が立っていて自身の土地のように見えても実際の所有権がないケースがあります。その場合は上記の相場前後の料金を毎年支払う必要が出てきます。近年実家を相続するケースが増えてきていますが今一度所有権等を確認されることをオススメします。
重量ブロック
ブロック塀等に使われるごく普通の(コンクリート)はJIS(日本工業規格)で採用されていおり、建築用コンクリートブロックとしてA~Cの三段階に分けられています。圧縮強度が小さく軽い物は軽量ブロックと呼ばれ、圧縮強度が大きく重い物を「重量ブロック」と呼びます。
浄化槽(じょうかそう)
水洗式便所と連結し屎尿及び雑排水を処理するための設備のこと。地中に埋没されており、公共下水道以外に放流するように連結されています。弊社では解体の際に出てきた場合はこちらも適切に処理させていただいております。
ショベルカー
住宅建設および解体現場では必須の重機です。掘る、運ぶ、破壊する、なんでもこれ一台で出来ます。ショベルカーはユンボよりもサイズが大きく、運転するには「車両系建設機械運転技能講習」と「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」のどちらかが必要となります。免許を持っていると重宝されるので取得することをオススメしています。
人工地盤(人工架台)
人工的に作られた建築物の基礎を支える地盤は一般的に「人工地盤(人工架台)」と呼ばれます。一番身近な所では、立体駐車場などがあります。
芯積み(ブロック)
自宅を建てる際に境界線を中心としてコンクリートブロックを積むケースがあります。そのコンクリートの中心位置には実は三種類あります。1:内積み、2:芯積み、3:外積みです。新積みは境界線を中心にして積む方法で隣地と半々で積むことになります。そのため解体する際は共有者である隣人の方の承諾を得なければなりません。解体できるのは隣地の方との合意がある場合のみになります。
水道切り回し
道路の埋設物の中には、下水道管、ガス管、水道管、電話や電気のケーブル等などがあります。これらの旧付属設備がをあらたな付属設備等を設置する工事で、既設の埋設物の位置を変ええうケースを「切り回し工事(別名:移設工事)」といいます。
筋交い(すじかい)
柱と柱の間に斜めに入れる補強材のこと。これをやることによって壁の強度が上がります。一方でリフォームする時などには処理に困る一因にもなります。昔の豪華な戸建てにはよく見られる技法の1つです。
鋤取り(すきとり)
土砂をある一定の厚さに削る作業を鋤取り(すきとり)と言います。 敷地や地盤の隆起を所定の高さに平らに削る事。 建物の建て直しなどで鋤取りをして法律で決められた地盤面の高さにすることがあります。
スクレイパー
金属製の薄いヘラ型の工具のこと。壁の凹凸を削ったりする時に使います。
スケルトン
内装を完全に除去した状態のことを指す。スケルトン=内装が何もない状態。逆に内装そのままで状態で入居することを「いぬき」と呼ぶ。
隅切り
建築基準法では交差点の角に位置する住宅に関してはその「道路の交差点の見通しを良くし、車や人などの通行に関して安全を確保するために『敷地の角を直線や円弧に削って空き地にしなければいけない』という法律があります。その為この条件に合致する住宅に関しては必ず角をなくさければいけません。
隅切り石
上記の隅切りに置く石のこと。全国各地様々な隅切りがあります。色が塗られた物。大型の物。形や色などにルールはないようです。
スレート瓦
セメントと石綿(アスベスト)を高温高圧下で養生・成形した板状の瓦を石綿スレートに着色剤で着色したものの総称になります。別名:化粧石綿スレート」ともいいます。非常に軽量で安価であるため一時期普及したのですが近年では環境問題への配慮などから別の素材で作られることが多くなりました。
砂壁(すなかべ)
砂を混ぜ顔料で着色された壁のこと。昭和当時はよく使われた手法の1つで、表面が独特の風合いに仕上がる。解体する際はハンマーなどで打ち抜くことが多い。意外と素手でも貫通します。
セットバック
「建築基準法」の定めによりで家を建築する際に土地には接道義務が定められています。条件は「4m幅以上(地域によっては6m幅以上)の道路に2m以上接していなければなりません。」とのことです。これは防災の観点から消防車が入れるような道路を確保する目的があります。一方でこの条件が定められるより以前は1間約1.8m)や(約3.6m)といった昔の基準で整備された道路も存在します。これらの道路は今後建て替える際に土地を後退させなければなりません。これを不動産業界では「セットバック」と呼びます。
石膏ボード
内壁に最も使われる壁材の1つ。硫酸カルシウムと水で作る「石膏」を芯材に採用し、両面(側面)にボード用原紙で包んでいます。強度が高く価格も安価でホームセンターなどでも手に入りやすいため多くの戸建てなどで採用されています。※余談。この項目を書いている担当も何度も使っています。DIYなどで切断する時には丈夫なカッターが必須でカットすると中の石膏で服が汚れるので注意が必要です。
専通
1つの区画を2区画に分割すると「旗竿地」と「整形地」になる場合があります。専用通路、通称:専通はこの旗竿地につながる道路のことになります。不動産でよく使われる言葉です。解体する際にこの専通は少し問題があります。道路幅が法律ギリギリの2mのものが多く重機が中に入りません。そのため「手毀し(てこわし)解体」と呼ばれる解体手法が用いられます。弊社でも「手毀し(てこわし)解体」は請け負っていますので他社で断れた場合もご安心ください。
相続登記
正式な名称は「相続による所有権登記」といいます。不動産の所有者が亡くなった場合に、その土地や建物の名義を、亡くなった方から(遺産)引き継ぐ方(相続人)への変更手続のことです。実はこの手続きには法的な期限がありません。ただしこの手続きを怠ると不動産の売買などが出来なくなります。よって早めに手続きをされることをオススメしています。
耐圧版
建物の基礎の下部分に建物の重さを支えるための役割を持たす床を設置します。「耐圧盤」とはそれらの床のこと言います。鉄骨の建物や、地上階の多い建物等の場合重量を支える為の重要な役割を果たします。
タガネ(鏨)
建築の現場では多くのハンドツールの1種です。用途としては主に岩石や金属を加工するための工具になります。細かいところは鏨で作業して大きいところは電動ハンマー等ではつっていくことで作業効率がはかれます。
宅盤(たくばん)
建物の高さを測るための基準面を通称「宅盤」と呼び見ます。別名:地盤面とも呼ばれます。建物が接する地面は「宅盤」と呼んで問題ないです。
玉石積み(擁壁)
大きさが同程度で形も丸型の自然石を並べて積み上げてる石垣(擁壁)の事を「玉石積み」といいます。石と石のつなぎ目には強度を上げるためのコンクリートを流し込み、地面側にも多量のコンクリートを入れて補強します。他にも算木積み(さんぎづみ)、谷積み(たにづみ)、亀甲積み(きっこうづみ)、玉石積み(たまいしづみ)、笑い積み(わらいづみ)などがあります。
単管パイプ
建築工事で用いられる建築材の一種で、主に足場用として利用されることが多いです。場合によっては単管パイプを地面に打ちこみネットを張ってフェンス等を設置する場合もあります。単管パイプ同士が当たると高い音で「ッカーーン」と鳴ります。
チェンソー
電動ノコギリの総称です。平べったい楕円形の金属製刃が着いており、電源を入れると高速で回転します。解体現場では主に木の伐採作業などで活躍します。刃が剥き出しのため扱い際には注意して行う必要があります。
地中梁(ちちゅうはり)
独立基礎であるフーチングとフーチングの間に巡らす梁のことを指します。すべての柱が地中に埋没されその中で緊結されているため、強度が高まり不同沈下を起こしにくくしてくれます。
地中埋設物
文字通り地中に埋まった物の総称となります。別途解体不要が発生する場合があります。
貯水槽タンク
生活に必要な水を貯水するためのタンクのことを言います。住宅などでは飲水やトイレの排水などに使用される水を溜めていいます。ビルやマンションでは2箇所に設置されていることが多く地上の場合は受水槽(受水タンク)、屋上の場合は高架(高置)水槽と呼ばれています。
土壁(つちかべ)
現材料が土の塗壁のことです。左官工事によってつくられる壁で現在ではかなり少なくなってきています。千利休の国宝茶室でも土壁が使用されています。土は入手がしやすく安価なため昔はよく使われていたのですが、現在では合板などを貼ってその上からクロスや塗装をするのが主流となっています。土壁自体は何十年も持つ優れものですが、強度はそこまで強くないので解体の際は比較的スムーズに行えます。
2×4(ツーバイフォー)
主に2インチ×4インチの木材を材料とした木造建築物のことを言います。建築では素材としての「2×4」、解体では主に建物の種類としての「2×4」と分けられています。元々はアメリカで誕生した工法で、木造の規格が同一のため生産や組み立てがしやすく、世界的に普及しました。日本では1974年に三井ホームが導入し後に全国に広まりました。弊社の得意な解体工事の1つでもあります。
DIY(ディーアイワイ)
「Do It yourself」の頭文字を取ったもので、自分たちで作業を行うことを言います。近年人気の分野でyoutubeなどでも数多くのDIY動画が上がっています。材料も豊富でホームセンターや専門店以外でも100円ショップなどでも豊富に取り揃えられています。
手壊し(てこわし)
解体現場などで主に旗竿地など細く重機が入りにくい場所では手作業で解体作業を行います。手壊しは時間と費用がかかる場合もあり、近隣住宅への迷惑がかかる場合もあります。弊社で手壊しの経験も豊富にあります。お気軽にご相談ください。
鉄骨架台
建築の際に必要な設備機器などを設置するために組み上げる架構のことです。架構は柱と梁を組むむ支える構造のことで、建築現場ではよく耳にする言葉です。
転圧(てんあつ)
コンクリートを敷く際などに土台となる表面の土に圧力をかける工程を「転圧」といいます。転圧プレートコンパクターなどの重機もありますが原始的にコンクリートを使ったり、自作したりする人もいます。目安は土の表面を触っても崩れない位の硬さになっているとOKです。その後の仕上がりにも影響する工程なのでしっかりと行うことをオススメします。
胴縁(どうぶち)
壁や床板などを取り付ける際に木材と木材の間に打つ補強木材のこと。30センチや45センチ間隔などがあり、間隔が狭くなるごとに強度が増す。
道路使用許可証
道路とは、本来、人の往来および車が通行するためのものを言います。ただし道路工事や工作物の設置等、または(道路上での)各種イベントの開催において道路を使用する場合各都道府県の警察署長に許可を申請する必要があります。申請がおりると晴れて正式に道路を使用することができます。
土地家屋調査士
不動産の状況を調査・測量して正確な位置や正確な地積(土地の面積)を確定し登記簿に反映させる手続きを行う専門の資格になります。建物の解体が終わると建物が取り壊されている事を土地家屋調査士が法務省に申請して滅失登記の手続きをお子いないます。弊社では解体後の滅失登記までサポートさせていただいています。お気軽にお問い合わせください。
土羽(どは)
盛土工事における法面(のりめん)、または、仕上げた法面(のりめん)のことを言います。
土間(どま)
主に一般住宅の玄関部分を地面の素のままで仕上げた土足空間(玄関の床部分)のことをいいます。もしくは粘土に漆喰を混ぜて叩き込んだ三和土(たたき)なども土間といいます。現在ではコンクリートやタイル貼りした床面のケースなども土間と呼ぶ傾向にあります。
取壊し証明書
解体工事完了後に発行する証明書のことです。この取壊し証明書をもとに建物の抹消登記を行います。
泥岩(どろいわ)
堆積岩の一種です。色はストレート色が多く、粒径が16分の1mm以下の泥が固結して出来ています、解体工事では」時々出てくるのですが強度が割と高く粉砕するのに一手間かかります。耐候性に優れているので屋根やポーチの床材などに使われる場合とがれき類に分類して産業廃棄物として処理する場合の二通りがあります。
トン袋
解体および建築現場で使用されるポリプロピレンはプラスチック製の袋の名称です。「トン袋」「クロスコンテナ」「土のう袋」など様々な呼ばれ方がありますが、実は正式な名称は「フレコンバッグ」です。よく使われているトン袋は「1トン」でも入るほど丈夫なことから略して「トン袋」と呼ばれるようになりました。
内装解体(ないそうかいたい)
不動産契約時に店舗や事務所などの退去時において入居時と同じ状態(原状回復)にすることが義務付けられていることが多いです。内装解体とは室内の装飾など内装部だけを解体することを意味します。ちなみに全ての内装を解体した状態をスケルトンと呼びます。
逃げ杭(にげくい)
隣地との間に打ち込む境界標(杭)。この境界杭が動いてしまうと正しい位置がわからなくなり、最悪相手の敷地内に入ってしまう場合があります。この問題を防ぐために境界杭(赤い印)を囲み正三角形の杭で囲みこむことを「逃げ杭」と呼びます。3点方式で位置を計測できるので隣地に誤って侵入するなどの問題を防ぐことがでできます。安心安全な解体工事につながりますのでとても大事な工程になります。
二次基礎(にじきそ)
現在の建物よりも前に埋め込まれている基礎部分のこと。建物を立てる際に地盤が弱い等の問題が発覚した場合、土地の強度を上げる為に基礎を浮きます。現在よりも古く打たれた基礎のことを総じて「二次基礎」といいます。
布基礎(ぬのぎそ)
建物の土台となる基礎部分のことをさします。土台の基礎は布基礎以外ではベタ基礎などがあります。断面が逆T字形の鉄筋コンクリートで、建築物の壁面に沿って帯状に連続して設置します。
根太
読み方は「ねだ」。「ごんぶと」や「ねぶと」ではないので要注意。床板を受ける横木のことで解体する際にはよく見かける柱の1つです。
パーゴラ
英語:pergolaと書きます。住宅の軒先や庭に設ける、つる性の植物等を絡ませるための木材などで組んだ棚のことをパーゴラと言います。語源はイタリア語で「ぶどう棚」になります。戸建ての場合ですとバラなどをいけている家庭もあります。
配筋
鉄筋コンクリート造の建物には、柱、壁、梁、スラブ、基礎等などが組み込まれています。それら鉄筋などの種別を示した物を配筋(配筋図)と言います。
バケット
ユンボやショベルカーなどの重機の先端の装着するアタッチメントの名称です。シャベルの様な形に先端が爪状となっており、地面を掘り返したり、物を救いっとたり、石などをひっくり返したりするような場面で活躍します。
旗竿地(はたざおち)
1つの大きな土地を2区画に分割した際の奥側に発生する土地の形のことをいいます。2区画は「整形地」と「旗竿地(はたざおち)」に別れ奥側にある土地を旗竿地(はたざおち)と呼びます。由来は土地の形が旗のような形をしているためです。土地価格が近隣に比べて安い反面デメリットもあります。解体の際は特に大変なので近隣住民に迷惑がかからないように細心の注意を払って解体します。
パッカー車
解体で出た収集ゴミなどを圧縮する装置を装備している機械式収集車の事を指します。機械でゴミを圧縮するため、たくさんのゴミ回収可能となります。「回転式」と「プレス式」の2種類があり、前者は家庭ゴミ処分に向き、後者は大型のゴミ処理に向いています。
伐採・抜根
解体の際に地面等に埋まっている樹木の根を残して木を切ること「伐採」と呼び、根まで抜くことを「抜根」と呼びます。
斫り(はつり)
「はつり」とは解体工事などで上部のコンクリート等をはつりハンマー(別名:電動ハンマー、電動ピック)で削ったり、破壊したりすることを言います。「ここはつっておいて」等はよく現場で言われます。解体工事では重要な仕事の1つです。
バリカー
バリカーの語源はバリケード + CARの造語となります。和製英語です。駐車場などの境界部分などに侵入不可のために設置するポールや杭などの総称です。主にH型のものやポール + チェーンを組み合わせたものが使用されています。
筆(ひつ)
土地の数え方として古くから使われています。登記上、一個の土地を表す単位は筆(ふで)になります。数える際は、一筆(いっぴつ)・二筆(にちつ)となります。一つの土地である一筆を分ける際は分筆、と言い複数の土地を一つの土地にまとめる際は合筆と言う手続きがそれぞれ必要となります。
平門柱
一般的には門柱といえば門を支える柱と言うイメージがあります、平門柱は柱ではなく平らな壁で門を支えているのが特徴です。この様に平らな壁で門を支える作りを「平門柱」と呼びます。
聞きなれない言葉ですが、住宅街を散策していると平門柱のお宅をたくさん見かけます。
フーチング
基礎の底版部の名称です。形がTの字を逆にした形に似てり、建物の重さを直接地盤に伝える部分となります。別名:ベースとも呼ばれています。擁壁などの構造物について、安定させる目的で基礎の部分を大きくしてある場合があります。これらの部分のをフーチングといいます。
フォーククロー
ユンボやショベルカーなどの建設重機の先端につけるアタッチメントの一種になります。フォーククローに交換することで木材や様々なものを「掴む」作業が可能となります。大量に物を掴み運べるため工期の短縮にもつながります。大変活躍するアタッチメントです。
深基礎(ふかぎそ)
敷地に高低差がある斜面に多く見られる工法になります。通常よりも深く基礎工事をする必要があるため地中深く掘って基礎工事に入ります。その為強度が上がる一方で解体する際には通常の基礎工事より高額になります。
袋小路(ふくろこうじ)
先が行き止まりになっている道の事をいいます。袋のように入り口が一か所しかない為、通り抜けが出来ないです。場合によっては私道になっているケースも多く、解体作業も困難になります。その場合はトラックや重機の搬入の許可を私道所有者様に許諾していただいてから作業を開始することになります。
付帯工事(ふたいこうじ)
付帯工事とは解体に関する建物解体以外の部分にすべての工事を「付帯工事」と呼びます。主な付帯工事として「樹木」、「土間」、「門扉」、「庭石」、「敷石」、「コンクリートブロック」、「土留め」、「擁壁」、「車庫」、「階段」、「残土撤去処分」などが挙げられます。そのほかには物置や倉庫、庭に造られた池なども付帯工事に含まれます。ただし地表(目に見える部分)で確認できる撤去工事については、お見積時に記載させていただきますが、建物の下にある地中埋設物に関しては別途費用が掛かる工事となります。
不燃化特区(ふねんかとっく)
東京都などの自治体が設けている重点区域のこと。木密地域のうち、特に重点的・集中的に改善を図る地区を指定し、都と区が連携して不燃化を強力に推進して「燃え広がらない・燃えない」まちづくりを進める制度に指定された区域。これらの区域にある建物は解体する際に自治体から最大で100万円以上補助金が出ます。補助金には期限などがあります。弊社でもサポートしていますのでお気軽にお問い合わせください。
プラダン養生
ポロプロビレン樹脂を原料として作られた養生材の1つです。ダンボールのような切り口で中が空洞状になっているのが特徴です。主に引っ越しや荷物の搬出入などの際に、壁などを傷つけないための養生シートとして使われます。厚みも3~5mmあり、耐久性も高いです。
プラベニ
解体工事や引っ越し作業など幅広く使用されているポリプロピレン製の養生シートです。軽量で衝撃性に優れ、さらにはカッターなどで簡単に切断・加工出来るのでとても重宝されています。軽いので持ち運んだり重ねておくとスペースも少なく済みます。
ブレーカー
ユンボの先端に取り付けるアタッチメントパーツの名称になります。形状は大きな針状の形をしており、チゼル(のみ)を連続的に打撃することで強度高い舗装道路の路面やコンクリート建造物などや岩塊の小割、岩盤掘削等を可能にしてくれます。普段使いのアタッチメントなどでは掘り進めない場合や固い構造物にあたった際には素早くアタッチメントを「ブレーカー」に変更することで大幅な作業時間を減らすことができます。
ブロック塀
コンクリートブロックで作られた塀のこと。作り方は主に2種類あります。鉄筋を中に通して控壁まで作る塀と鉄筋なしで控壁なしで作る塀があります。後者は法改正前のものですが現在の建築基準法では違反となります。よって今後事故などが起こる可能性もあるため早急な撤去が必要となります。近年この法改正前のブロック塀による事故が相次いでおります。もし法改正前のブロック塀がご自宅にある場合は一度ご相談いただければと適切な処理を弊社にて行うことができます。
ブロワー
気体にエネルギーを与えて圧力を上げることで、速度を増加させて風を強力に送り出す送風機または装置のことを言います。 解体現場で出た木屑やゴミなどを飛ばしたり、一箇所に集めたりする時に使います。
フローリング
一般的に床上に貼る資材・床材の総称。天然木の無垢材フローリングは傷がつきやすい反面、木材本来の経年変化や艶が楽しめるので人気が高い。薄い床材を張った上にクッションフロアを貼るのがリノベーション物件などでは多く見られます。
分筆(ぶんぴつ)
土地の数え方として古くから使われているのが筆(ひつ)です。分筆とは登記上、一個の土地を1/2もしくは1/3に分ける場合があります。この様に土地を分割することを「分筆」といいます。逆に複数の土地を一つの土地にまとめる場合は「合筆」と言います。それぞれ手続き必要となります。
粉塵
解体作業で出てくる埃や粒子の総称。中にはアスベストなどの有害な物質も含む為解体作業ではマスクやゴーグル、ヘルメットなどの装備を整えて作業を行います。
分離発注
建物解体工事と建物建築工事をそれぞれ別々の業者に発注する事を「分離発注」といいます。建築業者から別の解体業者へ発注する場合、多くのケースで手数料やマージンが発生します。弊社では直接委発注していただければ余計な費用が発生せず、打合せ等も非常にスムーズに進みます。
ベタ基礎
建物を支える下部構造の総称になります。基礎の立ち上がりなどの部分だけでなく床下一面を鉄筋コンクリート仕様にしている基礎をベタ基礎と呼びます。布基礎と違い、基礎が深く地中に埋め込まれているため解体作業にも時間が掛かります。その反面建物の強度は高まります。
防音シート
解体工事の際に出る騒音を遮断する効果のあるシートのこと。解体工事だけでなく建設現場など幅広い現場で使われています。
防草シート
雑草が生えなくなる専用のシートです。ホームセンターなどでも購入できます。このシートを地面に設置する事で草刈りや除草剤をまく手間が省けます。雑草対策には大変有効な手段の1つです。
法定耐用年数
日本国内において取得した資産は税法により減価償却をする必要があります。これは課税の公平性を図るために設けられた基準であり、耐用年数とはこれら資産の減価償却期間のことを指します。木造家屋であれば22年、RC造だと47年とされています。木造家屋であれば22年以上過ぎてくると劣化する場合があります。家屋が傾く、長年放置しているなどの場合は危険もあります。手に負えなくなった場合は一度弊社にご相談いただければ適切なアドバイスができます。
幕板
境界としての役割を持つ場合が多い壁材のこと。家の外壁(1階の外壁と2階の外壁)を区切るための仕切りの板で色や柄が変わっていることが多いです。読み方は「まくいた」。
マスカー
塗料はみ出し防止用のマスキングテープと養生シートが一緒になった養生資材のこと。
マスキングテープ
塗装する際にはみ出さないように縁取りするための布製テープ。黄色などの色が着いたものが一般的です。ホームセンターなどでも購入できます。
マニフェスト
産業廃棄物を処分するときに必要な伝票(産業廃棄物管理表)をマニフェストと言います。 排出事業者が産業廃棄物の処理(運搬・処分)を委託する際に産業廃棄物の名称・数量等を記入して、 廃棄物の流れを自ら把握・管理する為に使います。
万年塀(まんねんべい)
鉄筋コンクリート製の支柱を両サイドに打ち込んでその間にコンクリートの平板を水平に落とし込んで造る塀のこと。長期間放置して置くと倒れやすく近年事故が増えている要注意の塀です。ご自宅にある場合は早期の除去をオススメします。
モルタル
セメントに水を混ぜた物の総称。コンクリートは強度を上げるために砂利等を入れるのに対してモルタルは「セメント」と「水」のみで作られる違いがあります。
滅失登記(めっしつとうき)
法務局の登記簿から建物がなくなったこと(すなわり除去したこと)を登記する手続きのことです。建物の解体後1ケ月以内にこの手続きを行う必要があります。この手続を怠ると「自宅(土地含む)」が売却できない、「建物を解体したのに固定資産が掛かり続ける」、「建築許可がおりず新築で建物を建てられない」、「10万円以下の過料が課せらる」など問題が起こります。当社では必ず「滅失登記」も行わせていただいております。
盛土(もりつち)
宅地を建設する際に斜面や低地を造成します。その際に土を盛って平らな敷地を造成することを「盛土」といいます。以前は「もりど」と呼ばれていましたが現在は「もりつち」が一般的です。盛土が土を盛るのに対して、「切土」(きりど)とは土地を削って造成することを言います。
U字溝枡
雨水を下水に流すためのものコンクリートで作られた構造物です。主に雨排水を流すため道路脇などに埋め込まれていることが多いです。一部では小川のようになっている場合があり生き物が生息していたりします。
ユニック車
正式名称「搭載型トラッククレーン」です。一般的には「クレーン車」と呼ばれています。由来は「古河ユニック」社からきています。日本国内では「古河ユニック」と「タダノ」社が独占しています。前者はクレーンが赤、後者はクレーンが青色となっています。工事現場で見かけた際は是非チェックしてみてください。
ユンボ
正式名称:油圧ショベル。(ユンボは実は会社の名前です。)言わずと知れた解体重機の大定番です。掘り起こす、運ぶ、移動する、破壊する。なんでも出来ます。可愛い名前とは裏腹に意外とパワフルで現場では大活躍します。ちなみに操縦資格は運転免許だけでなく、「操縦資格」も必要です。
養生(ようじょう)シート
解体作業では必須です。埃や粉塵、粉砕物などが近隣住民宅へ飛び散らないようにするための防護シートです。弊社でも必ずと言っていいほど出番が多いです。
擁壁(ようへき)
住宅を建てるために斜面の土を留めるために建設される壁状の構造物のこと。山間部だけでなく、住宅地などでも傾斜地やちょっとした山などがある場所でよく見かけます。古くなって崩壊して事故が起こることもあります。耐用年数を大幅に過ぎた擁壁は早めに除去することをオススメします。
横待ち
物流の際に最短の距離で搬送するのではなく、他の場所を経由すること。もしくは寄り道をしながら配送をすることを通称「横待ち」と言います。
ラフター
ラフタークレーンの略称です。元々は1895年創業の老舗クレーンメーカー「加藤製作所」が1970年台に発売したクレーンの名前になります。現在では他メーカーのホイールクレーンも「ラフタークレーン」と呼ばれています。真っ黄色やオレンジ色になったデカいクレーンを一度は見たことあると思います。それがラフタークレーンです。子供のおもちゃの人気モデルであるクレーン車もラフタークレーンがモデルとなっています。
リサイクル法の届出
建設リサイクル法によって建設工事を行う業者に関しては資材の再資源化等を行う場合、環境省に届け出をする必要があります。
罹災証明
罹災証明とは火災、台風、自身などの災害によって自宅等が被害を受けた場合、その被害の程度を証明する書類が発行されます。それらを総じて「罹災証明」と言います。この罹災証明があることによって自治体などが補助金や保険会社から保険金がおりるので必ず手続きを行ってください。罹災証明の発行手続き等はお住まいの地域の自治体のホームページを参考にしてください。なお火災の被害に関しては消防署警での手続きが必要となります。
リノベーション
直訳すると「刷新」、「更新」を意味します。不動産などの世界では主に家の内装などをキレイにしたり、デザイン性を加味して変更することなどを指します。近年とても人気のある分野でyoutubeでも多くの動画が上がっています。
陸屋根
正しい読み方は「りくやね・ろくやね」の2通りあります。平屋根(ひらやね)やフラット屋根と同じ屋根のことで建築物の最上階の屋根の形を指します。水平になっているため「屋上化」しやすくデザイン性も高く保てるメリットがあります。一方で水平なので雨への対策が必要となります。まだまだ勾配屋根が一般的ですが最近の戸建てでは結構人気の屋根となっています。
ロックウール
鉄を生産する際に出てくる「スラグ」の1種です。家を建てる際の断熱材として使用されることがあります。グラスウールに比べるとやや燃えにくく、断熱性に優れています。ただ原料が「鉄」なので湿気対策が必要となります。湿度の高い地域にはやや不向きといえます。
ワイヤーメッシュ
コンクリート基礎工事の際に強度をあげるために地中に埋め込む鉄製の格子状の構造物。実際に埋め込む時はコンクリートの厚みの約半分の高さまでスペンサーを入れます。解体時には大型の重機などで掘り起こす場合があります。